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「親子支援プランナー」が保健師歴と子育て経験をいかして子どもの生きる力を育む! (柴田美津枝 氏)

保健師として勤務した経験と3人の娘の母である柴田さん。ご自身の子育て・親子関係、女性の働き方について苦労した経験を乗り越えて、新たな活動をスタートされています。今回はそんな柴田さんの活動にかける想いを伺って参りました。

 

柴田さんの現在の活動について教えてください。

学習塾で小学生の指導を担当し、小学校のPTA活動では書記として携わっています。3人の子育て経験と行政保健師として12年間勤務していた経験を活かして「親子支援プランナー」の活動をしています。

 

「親子支援プランナー」とは、どんなお仕事なのですか?

子どもの生きる力、具体的には「コミュニケーション能力・基礎体力・考える力・生活力」を育み、自信を持って社会に羽ばたける若者を輩出することを志しています。活動指針は2つあります。1つ目は「乳幼児期の養育環境を整えること」、2つ目は「家庭教育機能の充実を図ること」です。

保健師を退職して専業主婦になってからは、同じママ仲間として、子育て中の親御さんとの対話を大切にしてきました。私自身も子育てや親子関係で悩むことはありましたから、片意地を張らず、オープンに悩みを相談していました。一方で日頃から、周囲の親子関係やお子様の様子を客観視することを通じて、お子様の発育発達状況を踏まえた関わり方のヒントをさり気なくアドバイスしてきました。同時に私自身の子育てを通して、前述の「生きる力」を育む大切さを伝えてきました。

幼稚園時代は基本的に歩いて登園し、体力づくりと自然との向き合い方を体得できるよう意識していました。時間にゆとりがあるときは、のんびり歩き、ゆとりのない時は小走りで。状況に合わせて、自分の動きを変化させる柔軟性や適応力を養いました。「安全第一」を合言葉にしていましたが、遅刻は受診等の特別な理由がない限り、三年間一度もありません。また長期休暇中は生活リズムを整え、お手伝いを通して、生活力を育んでいます。長女については炊事、洗濯、掃除等の基本的な家事力が身についてきています。

幼稚園や小学校、マザーズハローワークなどの公的機関の関係者に向けて、子どもの養育環境や教育環境、就労希望の母親支援、女性の労働環境等についての問題点や改善策について、私なりの考えを発信し続けてきました。

 

なるほど。「親子支援プランナー」をスタートしたキッカケは、何だったのですか?

私は保健師時代、母子保健の推進業務に携わっていました。乳幼児の発育発達相談や子育て相談を数多く受け、専門家としてアドバイスをし、必要に応じて専門機関へご紹介していました。

そして私自身は、長女、次女出産後、約2年半の年子の子育てを経て、職場復帰したのですが、子育て・家事・仕事を両立するのが、主人以外の支援者がいない場合はとても大変であることを、身をもって体験したのです。どんなに準備をしていても、子どもは大人の都合に合わせることは難しいので、予定通りにいかないことも多々あり、とにかく「息をつく間もなく」過ごしていました。その中で、そもそも子育てと仕事、2つの責任を同時に全うすることは不可能では?と考えるようになりました。収入を得る以上、子育てよりも仕事を優先せざるを得ない状況に、我が子に対して申し訳ないと罪悪感を抱くようになりました。そしてまずは子育てに専念しようと思い切って退職し、専業主婦の道を選んだのです。

就学前の乳幼児期は、親子の信頼関係を基盤に、他者とのコミュニケーション能力を築く大切な時期です。特に乳児期は、親子の一対一の関わりを深めて緊密な関係性を築くことが大切です。例えば一般的に生後6か月頃までに見られる「人見知り」は、そういった日々の親子の緊密な関わりを経ているからこそ、起こってくる大切な成長過程です。「子どもの月齢や年齢、発育発達段階に応じた、適切な養育環境とは?」、私自身のあらゆる知識と経験を総動員して、常に模索し続けています。

 

親子支援プランナー 柴田美津枝

 

経験をいかしたリアルなアドバイスが期待できますね。その「親子支援プランナー」をスタートするまでの問題はありましたか?

一番は時間を捻出することです。子育て・家事、塾の仕事、学校行事、PTA活動など気が付いたら予定はいっぱい。どれも子育てに深く関わることばかりなので、大切にしたいですし、ライフスタイルと子どもたちの成長に合わせて、少しずつ活動を広げていきたいと思っています。実は三女誕生後、社会復帰を焦る時期もありましたが、「子どもの自立こそが母親の自立に繋がる!」と念じて、子育てに専念してきました。その三女が就学するまでの3年間は、親子支援プランナーとしての本格的な活動に繋げるための準備期間と捉えています。

 

これからが楽しみですね。特にこだわりたいことは、どんなことですか?

理想の子育てや家族像、マニュアル通りの育児書などの情報があふれています。私も長女の時は理想の母親像にとらわれ、現実とのギャップに苦しみました。しかし子育ては本来泥臭いものですし、大人の忍耐や根気が必要な場面も多々ある、という認識を、もっと当たり前に社会全体に浸透させていく必要があると思うのです。そういう前提で、現代の社会情勢や価値観、家族形態等を踏まえて、子育てしやすい環境や支援を組み立てていくことにこだわりたいです。

乳幼児期に「生きる力」が十分に育まれていないために、集団生活に馴染めない、学習につまづきやすいなど、子どもの問題が増えているのではないでしょうか。これは養育者だけの問題ではなく、社会全体の問題として考えていく必要があります。

 

親子支援プランナー 柴田美津枝

 

最後にこれからの夢を聞かせてください!

乳幼児期の子育ては本当に大変ですが、その中で、大人は人間の原点や成長過程を体得し、忍耐力、変化への適応力、臨機応変な対応力、優先順位を見極める力、我が子を含め他者を思いやる気持ちなど、挙げればきりがないほどの人間的成長をもたらしてくれます。そして我が子の成長は何物にも代えがたい感動や喜びになります。親子で喜怒哀楽を分かち合い、少しでも多くの体験を共有することで、親子の絆が深まります。

このような子育ての醍醐味を存分に味わえるよう、養育環境へのアプローチを通して、これからの子育て世代を支援できる存在になりたいです。またこれからは母親である私自身が、再び夢に向かって頑張っている姿を見せることが、子どもたちの未来へよい影響を与えられると信じて、もっと活動幅を充実させていきたいです。

 

【 協力 】
親子支援プランナー 柴田美津枝
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