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スポットライトを浴びて本人も家族も笑顔になれる 障がい者のためのファッションショー ” パラ×コレ ” にかける想い( 長谷川真実氏 )

2017年、2018年と2年間パラコレという障がい者のファッションショー企画を立ち上げた長谷川真実さん。パラコレにかける想いを伺いました。

パラ×コレとは、どんなイベントになのですか??

今回企画する「パラ×コレ」は、パラリンピックの”パラ”と、パリコレクションの”コレ”をイメージした造語で、障がい者のためのファッションショーです。パラリンピックのように、障がいというハンデキャップがあっても輝ける場であり、パリコレのように、スポットライトを浴びて人生で輝ける瞬間を障がいを持っている人とサポーターやボランティアさんと一緒に創っていきたいという想いで名付けました。この取り組みは、NHK、OHK、oniビジョン、山陽新聞、毎日新聞、読売新聞、共同通信等各紙報道機関など数多く取り上げていただき、大きな反響もありました。2年間でのべ150名以上の方がボランティアとして参加いただき、毎回500名を超える方々に見に来ていただいております。

また、運営をする上で、協力してくれるボランティアサポーターは、なるべく障がい者に接したことがない人に呼びかけています。ファッションショーを成功させるために、練習・本番までの活動を一緒にすることで、障がい者に対する誤解を改め、さらに理解をしてもらうことを狙いにもしています。この活動に関わった方々が、障がい者について理解をした上で街に出て、障がい者に出会った時に、優しく接することができるようになると期待しています。

 

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※ パラコレ当日の様子

 

ものすごい熱量のあるイベントですね。イベントを実施するに至ったきっかけは何になるのですか?

障がい者にフォーカスをし始めた理由は、自分の息子に障がいがあるからです。息子には小さい時から、合唱団、車椅子ラグビー、ドラム、オペラ、ミュージカルな色々な活動をさせてきましたが、他の保護者からは、「長谷川君だからできる」と言われてきました。ただ多くのケースは、親が諦めていることが非常に多くあります。息子は、重度な障がいを持ち生まれてきましたが、親が泣いていても、子どもは大きくなっていきます。自分なりに、息子と一緒に挑戦をしていくことで、色々なことが良くなっていきました。だからこそ、「諦めずにやればできる」ということを伝えていきたいと考えていました。そんな時に、障がい者も親も参加ができる、ファッションショーをやりたいと考えました。ファッションショーであれば、重度な障がいがある人でも参加ができると思いついたのです。

障がいがあると支援学校や、仕事の場である作業所と病院やリハビリ施設、と家だけの狭い世界で生きている方がほとんどです。結婚式やパーティーに呼ばれることもほぼありません。人生の中で、1度くらいスポットライトを浴びて本人も家族も笑顔になれる、そんなイベントを開きたいと思いました。

 

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※ パラコレ 練習の様子

 

素晴らしいプロジェクトですね。そんな壮大なプロジェクトを始めるにあたり、どんな苦労がありましたか??

やはり出演者・ボランティアメンバーなど、人員を集める点では苦労しました。出演者は障がいがある子供です。だからこそ、親は子供をさらし者にしたくないという意見が非常に多くありました。そのためか、初め出演者が3人しか集まりませんでしたが、見せ方さえ考えていけば何とでもなると考えました。しかし、共感が徐々に集まりはじめ、ありがたいことに口コミで出演者が20人も集まりました。ボランティアのメンバーも、開催2ヶ月前までほとんど集まっていませんでした。その状況を打開するために、専門学校やビジネスカレッジに足を運び、直談判していきました。そうすると、そこでもなんとか協力者を得ることができて、80名のメンバーを集めることができました。これは、みんなが力を貸してくれたからこそ形になったと感じています。ステージでみんなが笑顔になる姿がみたいということが、原動力になりました。

 

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※ メイクアップの様子

 

協力者を巻き込むエネルギーはきっと、長谷川さんのお人柄だと感じます。これから、どういったプロジェクトにしていこうと思っているのですか?

実は正直いうと、1回で終えるつもりでやっていました。ただ、関わった学生の方や関係者の方から、「次はいつやるの?」と問い合わせがくるようになったのです。そこで私自身も決心がつき、10年続けなければ意味がないと考え、このプロジェクトを続けることを宣言したのです。ただ、10年続けることは非常にプレッシャーも感じています。しかし、私は、前を向いて歩きさえすれば、新しく繋がる人や助けてくれる人も現れてくれると信じています。10年先は、パラコレの舞台裏をドキュメタリー映画にしていきたいという夢をみています。東京ドームでパラ×コレを開催もしたいです。中途半端な企画ではなく、みんなが本気になって挑戦できることを、一体になってやっていきたいですね。

 

【協力】
パラコレ創始者 長谷川真実
Facebook:https://www.facebook.com/mamirin25
パラコレHP:http://parakore.net/(準備中)

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