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就労希望者が活躍できる機会や居場所創りに貢献したい!そんな想いあふれる活動とは?(福島聡子 氏)

柴田美津枝Posted by

企業ニーズと就労移行支援事業所の利用者とを繋ぐ架け橋になり、障がいをお持ちの就労希望者が活躍できる機会や居場所創りに貢献したい!」それは福島さんが長年思い描いてきた夢でした。培ってきたライタースキルと豊かな人脈を生かして、見事実現させた福島さん。一歩ずつ歩んできた道のりと想いの丈をお聞きしました。

 

編集ディレクションのお仕事をされているということですが、具体的にどのようなことをされているか教えてください。

現在制作しているものの一つは、ケーキ店の月次のお知らせチラシです。
私は、店が月ごとにお知らせしたいこと紹介したいケーキについて要望を聞きます。その後、ケーキの説明や月次メッセージの文章を書き起こします。ケーキのイラスト作成、文章とイラストの配置は、就労移行支援事業所の利用者へ依頼しています。

 

とても素敵なチラシですね。福島さんがお店と就労移行支援事業所の方をつなげてチラシを作成しているのですね。では就労移行支援事業所の方にチラシ制作をお願いしたきっかけを教えてください。

事業所の職員と知り合いだったことがきっかけです。就労移行支援事業所では、就職を目指す障がいをお持ちの方などを対象とし、仕事に向けての生活習慣作りやスキルアップ、就職活動のサポートや就職後の定着支援を行っています。そちらにデザインの勉強をされている方がいらっしゃり、その方の仕事の機会として責任者の方へお願いしました。
イラストやデザインはプロでされている人はたくさんいますが、敢えて就労移行支援事業所に頼んだのは、仕事の練習でやってみたいという意欲のとても高い方がいるなら、ぜひ協力してもらいたいと思ったからです。

担当者には直接会わず、責任者の方を仲介してメールでやり取りをして進めます。チラシを作成して実績ができ、「趣味と仕事でイラスト作成するのは違う。すごくいい勉強になっている。自信になった」と聞いています。そんなに自信を持ってもらえる、いい機会になったのなら、続けてお願いしようと思いました。

 

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大きな志や夢が具体的にありますね。ここまでは福島さんのお仕事をメインにお話を伺ってきました。今の福島さんの魅力に繋がる、豊かな経験や、どのような人生を歩んでこられたのか教えてください。特に障がいを抱える方の就労支援への想いが一体どういうところから芽生えたのでしょうか。

大学時代、指導教官の授業を受ける後輩が、全盲で難病、車いすを使って生活していました。その方の受講の手伝いを頼まれたのです。授業中に視聴覚教材を使う機会が多く、テレビの音声の補足でさらに私が解説するという支援をしていました。教育出版社に就職してお世話になった先生があるとき普通学校から支援学校へ赴任され、初めてで苦労されていたので文化祭の機会に訪問しました。支援学校は私にとって全然知らない環境でした。その先生が、「学校教育の受け皿はあり、就職用のトレーニングはされているが、その後の社会の受け皿が限られている」と話されていました。その時からでしょうか。いずれ障がいのある人の働ける場所や仕事を作りたいと考えるようになりました。

その後、社内に特例子会社ができ、障がいのある方が同じビルで働くようになりました。仕事を依頼したのをきっかけに、責任者の方から苦労話や様々な体験談を聞いて興味を持ち、異動を考えるようになりました。その願いはかなわず、転職してフリーライターをしています。障がいがある人に関わるテーマを扱い、世に伝えられるからです。福祉業界の現場でなくても、関わる手段はあったのです。ライター経験を期待されてチラシ制作の依頼が舞い込んだ時、就労移行支援事業所の方に相談してみようかな、と思い立ったのです。やっと忘れかけていた「仕事を作ろう」が実現した。そこまで遠かった。

 

長い道のりを経て実現されたのですね!遡ること大学時代の経験、全盲の後輩との関りがきっかけで思い描いていたことが、ついに実現されたのですね。

そうですね。これからもお店の商品やチラシなどを作りたいという想いを支援し、実現に向けてお手伝いしていきたいと思っています。その中で障がいのある方で、社会で活躍したいと思っている方のために働く機会や場所を作っていきたいと思っています!

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※ ブラインドサッカーの普及・視覚障がいについての理解を深める講義をしている様子

最後に,障がいをお持ちの方と関わりの中で,福島さん自身,どのような心境や環境の変化,考え方への影響があったのでしょうか。

障がいをお持ちの方と接することを心掛けると,どんどん輪が広がっていき,最近では障がいのある人が含まれる環境にいることが多くなりました。本来それが普通だと思います。これまで健常者だけしかいない,区別された環境にいることにずっと違和感を抱いていたので,やっとその違和感が解消されてきたと思えるようになりました。
もちろん、接する上では配慮が必要ではありますが、障がい者だからといって、特別なことはありません。私はこれまでの経験を踏まえて、就労支援に関わってくださる企業を増やす活動を広めていきたいと思っています。

今はチラシの制作業務を通じて、活動を広めておりますが、事業所で作っている野菜を使った商品開発や、販促企画なども今後やっていきたいです。

【 協力 】 福島聡子
Facebook : https://www.facebook.com/satoko.fukushima.121

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