佐々木恵亮

こだわり抜かれた品質・店舗があるから地域の口コミが生まれる!宮島でうまれた伊都岐珈琲 オーナーの想いに迫る。

宮島・宮島口をはじめ、現在4店舗の珈琲ショップ&カフェを運営される佐々木恵亮さん。現在は、地域で多くの口コミがうまれる店舗へと成長を遂げられております。今回は、そんな佐々木さんがこだわる店・珈琲について、伺ってきました。

 

創業に至ったストーリーをぜひ教えてください。

大学時代は、カフェでアルバイトをして、起業を目的にしたゼミにも所属していました。当時、大好きだった珈琲を扱い、起業をぼんやり考えてもいました。カフェで創業をしたいと思った理由はいくつかありますが、飲食業の中でも、フレンチや和食と違い、長い修行期間がいらないこと、そして、老若男女問わず、創業がしやすいジャンルでもあり、挑戦がしやすいことが魅力的に感じていました。それもあって、ゼミの先生に、カフェの創業計画を大学時代からチェックしてもらっていましたね。

また、当時のゼミの一貫で、友人達と人力車を1台購入して、人力車事業をスタートすることになったのですが、そこで沢山の宮島の方々にサポートをしてもらいました。そこで、お世話になっていた、社長さんがたまたま宮島にある持ち家が空いていたこともあり、活用させて頂きたいと声をかけさせて頂きました。商業地ではないので、苦戦をするとも思いましたが、私自身も、その家のテイストが気に入り、挑戦してみたい気持ちが高ぶっていきました。

全ては、ぼんやりとした夢から始まりましたが、ゼミの先生をはじめ、色々な方々の手助けもあり、大学を卒業して約半年の準備期間を経て、独立をさせていただくことが出来ました。

 

大学時代から、経営計画を立て、それを実現するというのは本当に素晴らしいことですね。その後はどんなカタチで、経営を進めていかれたのですか?

カフェはもの凄くジャンルが広いです。例えば、ランチにこだわりを持つカフェ、猫がいる猫カフェ、和菓子を出す和カフェなど。2006年に1店舗目を創業しましたが、生き残りをかけて、オリジナルを作らなければいけないと感じていました。そういった状況下で、こだわっていたのが“自家焙煎”です。ここで勝負をかけていきたいと考えるようになりました。ただ、高品質な商品をお客様がお買い求めしやすくするためには、ある程度の消費量を出さなければいけないという課題に直面をしていきました。豆の仕入れは、小規模でやっていると、限界があるのです。そして、よりこだわりの珈琲を提供する為に、創業から3年後の2009年に第2店舗目をオープンすることにしたのです。

 

宮島 珈琲

 

なるほど。こだわりの珈琲を出す為に、色々なことが考えられているのですね。実際に2号店オープン後はどんな変化がありましたか?

やはり、店舗を増やすと、周囲にある競合店の販売価格なども意識するように、視野が広がりました。そして、単純に、良い珈琲をブランドに頼って高くすることがゴールではなく、お客様にどうしたら喜んでもらえるかをとことん突き詰めて考えるようになりました。私が出した答えの一つに、空間があります。

今までは、焙煎をお客様の見えないところで行なっていました。それを、全面に出して、見える場所で行なうようにしていきました。こうすると、コチラ側もいい緊張感もうまれます。写真を撮られたりすることも増えるので、正直やり難い部分もあります。それでもこうしたパフォーマンスにより、お店に臨場感もうまれてきて、良い循環が起こるようにもなりました。実際に、お客様からも支持をいただけております。

他にも、みんなオシャレに買い物をしたいというニーズはあることに気付きました。勿論、味もそうですが、パッケージデザインや紙袋、店舗空間などにこだわり、新しい価値を提供していきたいと考えています。

こういった、空間のこだわりを持たせたおかげで、少しずつ認知をしてもらえております。現代は、インターネットの情報が本当に大事です。お店を見ていても思いますが、ロゴが入ったカップなどを撮影して、『こんなお店に行ったよ!見て!』という承認欲求が特に若年層に本当に強いと思います。

また、ネットに関心がない方には、味や価格などのこだわりで、支持をいただいているように思います。弊社の強みは、スペシャリティ珈琲です。これは風味特製に優れた商品。実際に、この豆を仕入れて、取り扱っている店舗はなかなかありません。

 

まさに口コミがうみだす為に、そんな想いが込められているのですね!買いにきたお客様も、オシャレな気持ちにさせるとは素晴らしいです。ただ、こういった空間やこだわりを手に入れる為には覚悟が必要だったのではないですか?

確かに覚悟は入ります。ただ、正解はやってみないとわからない部分がほとんどです。自分たちは、ベンチャーである以上、チャレンジャーでもあります。常に変化を起こして行く必要があるのです。

例えば、老舗は変わらないことがブランドになっているかもしれません。変わらない、味・パッケージ。伝統的なものに価値があると感じています。ただ、私達がそれをして、立ち向かう事は本当に難しいことです。だからこそ、エッジを効かせていく必要があるのです。珈琲豆にしても、味だけではなく、価格設定でも負けないこと。空間にこだわり抜くこと。何かを研ぎすまさせることで、生き残りをかけていかなければいけないのです。色々なチャンジを繰り返すからこそ今があるのだと思います。

 

いつき珈琲

 

挑戦の数だけ、成長があるということですよね。では、佐々木さんの今後の夢を教えてください。

今の時代、大手チェーン店やコンビニのおかげで、珈琲を外で飲むという新しい習慣が浸透してきているように思います。ただ、珈琲豆を買って帰り、それを家で飲むという習慣はまだまだ少ないように思います。だから、私達は、家で珈琲を飲んでもらう為にはどうすればいいか??という問いを常に投げかけ、卸売り・小売りの分野でも、チャレンジをしていきたいと考えています。

珈琲を飲む新しい文化を、広島・廿日市・宮島でつくる。これからみんなで、地域に根ざした文化を作っていきたいですね。

 

ありがとうございます!では最後に、これから何かを目指す人に対して、メッセージをお願い致します。

自分も先が見えない中、試行錯誤をしてきました。チャレンジを続けることでしか成長はないと思っています。税法、会社法を全部覚えてスタートする人はいません。行き詰まった時に、勉強を繰り返し、問題を解決してきました。

お店をブランディングしてきた時も、やはり問題はありました。しかし、やるしかないのです。まずは、何か挑戦したいと思っているのであれば、決断を早く、そして新しい一歩を踏み出す勇気を持つ事が何より大事だと感じます。

 

【 協力 】
伊都岐株式会社 代表取締役
佐々木 恵亮 (ささき けいすけ)

http://itsuki-miyajima.com/

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